僕は今日までの命だ。 僕に付けられた銀の補助具をやわく握ってカリカリと紙に滑らせていく荒れた手は、広い紙のほんの端の方を細かく細かく染めていく。 僕が削れれば削れるほど彼の呼吸はどんどん浅くなって、そのまま止まりそうになった頃。僕はざり、と…
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